2025年05月04日
輪行とオーストリッチのエンド金具 ちょっと改良 の話
TOEIランドナーで輪行するとき、結局「フォーク抜き輪行」にすることにしました。電車の手すりに自転車を固定するとき、「フォーク抜き輪行」の「縦置き」にしないと乗客の邪魔になるので、このパターンが最適だと思います。
そこで難儀したのが「後輪用エンド金具」。オーストリッチのエンド金具は幅130mm又は135mm。TOEIの古いフレームは126mm、それにマッドガードの取付金具がある。
オーストリッチオリジナルのアルミ金具を削ったり、穴を空けたりしてなんとか使えるかと思い、輪行しました。
しかし輪行中、金具に少し触れただけでポロリと金具が外れ、輪行袋の底で金具がガラガラ音を立てて引きずる事態になりました。「使えないなこれ」、これが正直な感想です。
クイックレリーズだけでエンド金具を固定し、位置ずれしないようにするのは無理なのではないかと思われました。
そこでちょっと工夫したのがこのL型アルミ金具。ホームセンターで売ってます。これの穴を少し削って「マッドガード取付金具(ダルマネジ)」を通せるようにしました。
取りつけた状態がこれらの写真。外側張り出しパターンです。「張り出し過ぎ」が気になる場合は、内側パターンもできます。
後輪ハブの幅は関係なく設置できます。
縦置きにしたときに地面に鉛直にはならず、少し斜めになっています。マッドガード取付金具の位置の関係でこうなりますが、しっかりと固定されているので、輪行時に何かが当たっても名金具が倒れることはありません。
自転車の分解・組み立て時や電車社内固定時も極安定しているので、輪行が少し快適になりました。
----カーボンドロップハンドル と ツーリング車
TOEIランドナーはビンテージ志向と考えていたので、カーボンドロップハンドルは頭にはありませんでしたが、日東製ハンドルがどうしてもしっくりこなかったので、いくつかのハンドルを購入、試験的に取り付けてみました。
それに伴ってステムもロードバイク用に交換。
結局はカーボンのロードバイク用ドロップハンドルが最適でした。握りの位置がいずれも最適で、ツーリングにとても適していると思います。
安い中華製カーボンだったので不安がありましたが、適度に硬く、ケーブル穴にバリもなく、握りよく、快適です。
輪行エンド金具とカーボンハンドルの話でした。
おまけ)
淀川河川公園の大山崎地区の 大径木がたくさんある公園です。
バーベキューエリアから離れると静かでゆったりとしています。
木陰で昼寝をすると気持ちがよい。
2025年01月19日
輪行 と 淀川キャンプ場
淀川下流域を輪行でポタリングしました。
写真は淀川右岸の淀川キャンプフィールドです。何組かがテントを設営していました。
川向こうには、大阪駅周辺の高層ビル群が見えます。
河川敷の道路は散歩、ジョギング、ポタリングの自転車等多くの人が利用しています。
ただし都市部なので、単独のキャンプは少し不安があります。
TOEIランドナーを輪行ツーリング用に改造しました。
・一度、RDをカンパヌーボレコードにしましたが、キャパシティが23Tなのでヒルクライム時が心配
・FDもカンパヌーボレコードにしましたが、7Speed用チェーンが右に左に頻繁に外れます。
→結局RD、FDともSHIMANOに交換しました。シフトが快適になりました、さすがSHIMANO。
・輪行袋への収納方法が悩みましたが、2輪・ハンドルを外して、TIOGAのホイールバッグとDAHON輪行袋に分けて収納することにしました。
→両肩で担ぐこの方法はなかなか快適でした。
・サドル下にパッドを設置。わけあって"担ぎ"が多いので付けました。すごく快適です。
問題点①:TOEIの後部マッドガードが分割式だったのですが、分割部分を車輪側のボルトで締め付けているので、後輪を外さないとこのボルトが回せない。輪行の手順としては最初にマッドガードを外さないと具合が悪い。
そこで工夫したのが写真の方法です。
フレームとボルトをナットAで固定(ナットAをフレーム方向に締め付けて固定)。ナットBをスパナで締めてマッドガードを固定。
分割するときはナットBを緩めてマッドガードを外します。
この方法だと後輪外しの前にマッドガードを外せます。それにボルトもナットも外さないので紛失のリスクがありません。構造が分からないので外見からはいたずらのしようもありません。
問題点②:輪行時にはダウンチューブのシフトワイヤーを養生しないといけない。
自転車を組み立てて走り始めたらRDが変速しません。ダウンチューブのシフトワイヤーが弛んでいます。
ワイヤーの固定位置がずれていました。修理するとワイヤーの先端がささくれ立っています。
そういえば、ダウンチューブからシフトワイヤーがやや離れる構造となっています。輪行する時にハンドルをダウンチューブに固定しました。
このときにワイヤーが強引に引かれ、RDの固定ボルト部分が滑ったようでした。
BB下を回しているワイヤーがこのようなので、ワイヤーがダウンチューブから離れるのも無理がありません。昔のロードレーサーもこんな仕組みでした。
ここでちょっと考えた。
FD、RD用のワイヤーとも弛む程度に長さ調整し、輪行時にはバンドでダウンチューブに固定する。走行時は弛みを考慮してシフトする...少しかっこ悪いけど。
シフトレバー付近には"遊び"が出るけど、いまのところこれしかないか。
ワイヤーのフレーム内への内蔵化も考えられますが、今のところそこまではやめとこ。
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大阪の市街地はごちゃごちゃしているけど、淀川河川敷は広々としていてとても気持ち良い空間ですね。
南に向いた堤防の斜面には、日向ぼっこしている人が居ました。
2024年12月29日
工具袋 やっぱりロール式でしょう
東叡ランドナーで輪行をする場合、マッドガードやカンチブレーキ千鳥をいじることがあるので、ツーリングに持って行く工具が増えました。
TyrellやDAHONはアーレンキー6、5、4mmの3本があれば輪行できたのですが、東叡ランドナーはそうはいきませんでした。
そこで困ったのが工具袋。本当の袋に工具を入れて輪行していたのですが、駅前の道路に工具を全部広げて分解・組み立てをしてました。
そういえば以前は布製の「木工用ノミの収納袋」を使ってたなぁ、と思い出した。
ネットをググってみると、バイク用でちょうどよいのがありました。
収納時に工具が飛び出さないようにベロも付いてます。
バッグに入れるときはクルクル巻いてバックルでとめる。
これで輪行が少し快適になった。
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グランボアの動画を参考にして、東叡ランドナーの折り畳みの練習をしました。
「フォーク抜輪行」は小さくなるけど、ヘッドパーツのベアリングが露出するのが難点。
二輪だけ外す「ER輪行」は簡単だけど、嵩張る。
二輪を別の袋(ホイールバッグ)に収納する方法は、荷物が分散して具合が良いのですが、荷物が増える...
どうするか思案中です。
自転車が10kg程度でも、輪行袋に入れて駅を歩いていると苦痛なんですねこれが...
夕方の電車に乗ると他の乗客に邪険にされるし...
2024年12月27日
SHIMANO カンチブレーキ いい効きしてます
東叡ランドナーにはSHIMANO DEORE XTが付いていたのですが、存在感が強すぎて違和感がありました。アンティーク感を出すならやはりMAFACクリテリウムだろうと、ヤフーオークションに参加。
最高額入札者になってから、少し不安になってきた。
そういえばMAFACには「ばね調整ネジ」が無かったんじゃないかな、それにブレーキシューのオリジナルはもう無いだろうから代替品を見つける必要があるだろうし。
横に出っ張でいるから、「担ぎ」のときに邪魔になるのかもしれない・・・。
入札締め切りの翌朝にサイトを見てみると、私の2倍近くの値段で他者に落札されていました。複雑な気持ちでしたが、安心したような、悔しいような。
そこで購入したのが、SHIMANO BR-CX50 カンチブレーキ。
通販サイトのこのブレーキの写真は、どれも正面からのものしかなく、なんとなく不格好で、ブレーキシューの角度調整ができないようなイメージしかなかったので不安でしたが、結果としてはなかなか良い製品だと納得しました。
アーチワイヤーと千鳥は、古いタイプのものに交換。輪行前提なので、千鳥の部分でブレーキワイヤーとアーチワイヤーが分離できないといけません。
不安だったブレーキシューの角度調整ですが、
ブレーキシューの球状銀色パーツの中に、球面を持つナットがあります。両側のブレーキを握ってリムを挟むと、ブレーキシューの面がリムに密着し、その状態で本体のボルトを締めると、簡単に適正な位置でブレーキシューを固定できました。
今までのカンチブレーキのように、難しい角度・位置調整をする必要がありません。実に簡単に固定できました。
本体は小さくまとまっていて、厚みがあるので剛性が高いと思います。
銀色の本体はあまり目立たず、いい感じです。
インナーワイヤーの末端はハンダでほつれ防止しています。
アーチワイヤーは長めにして、末端はゴムバンドで本体に固定。
DEOREよりもこちらのブレーキの方がいい感じです。
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SHIMANO BR-CX50 カンチブレーキの販売用写真ですが、真正面の写真ではなく少し斜めに撮るなどしてはどでしょうか。それにブレーキシューの調整しやすさなどアピールした方がよいと思います。良いブレーキなのにもったいない。
2024年12月13日
自転車BBの掃除工具 優れもの
写真は、HOZAN(大阪市の工具メーカー)C-402「ハンガータップ」です(約1万円)。
東叡(TOEI)ランドナーのBB(ボトムべラケット)を掃除するのに使います。
クランクシャフトが入っているBBのネジには、ゴミや塗料、錆、古い油などが付着しているので、古いハンガーワンを取り外して新しいハンガーワンを取り付けるときに、スムーズに入りません。その時に使うのがこの「ハンガータップ」です。
写真のとおり円形にネジが切られており、ネジ山に交差する方向に溝が入っています。これをBBのネジ山に合わせて「手で」回してゆくと、タップ側の硬い金属がゴミ等を削ってゆき、溝に削れたゴミを溜めていきます。
一度アルミフレームのBB交換時に、新しいハンガーワンを強引にスパナで回し続け、フレームのネジ山をつぶしたことがありました。
顔面真っ青です。一台の自転車を潰してしまった...。
急いでフレームを自転車店に持ち込み、ハンガータップでネジ山を切り直してもらい、なんとか回復できました。
ネットをググっていると、「ハンガータップは専門店に任せた方がよい」とよく書かれています。
しかし、自身でレストアできない状態は納得できなかったので、東叡フレームにはハンガータップを購入して、自分で清掃してみることにしました。
掃除する場合、 「手でタップを回す」 ことがとても重要でした。引っ掛かりがあった場合は、ゴミに当たったということなので、少し力を入れて進ませ、すぐに反回転で「削り」やめる、また進ませて反回転。そうすると徐々にゴミが取れてゆき、最後まで到達します。
今回は無事に、サンエクシードクランク用のTANGEのBBセットを装着できました。
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使ったハンガータップは、ゴミを落とし乾燥させて、椿油漬けにして保存しました...、何年後にまた使うのか分からないので、冷暗所で保管しました。
2024年12月11日
ツーリング自転車のチェンリング TAシクロツーリスト
東叡ランドナーのチェンリングにはやはりTAだろうということで、TAシクロツーリストのチェンリングとサンエクシードのクランクを購入。仮組みしてみました。
TAチェンリングが届いて、よくよく見ると、
ん?
あれ?
なんだこれ?
打ち抜いた跡の加工が雑。なんとバリが残っていて、手でなでると、手が切れそう。
実に手抜きの加工ではありませんか。よくこんな状態で商品としているもんだと驚いてしまう。
クランクを接続してじっと見る。 左右対象となっていない・・・。ズレている・・・。ここまで手を抜くか。
これで1枚5~7千円します。
仕方ないので、ヤスリでバリ取り・・・。
非常に残念ですが、7~8Speedで使うので、対応しているTAシクロツーリストを選択するしかない。
ここまで手を抜くこともないだろと思いながらもしばらく、使うことにしました。いつか交換すると思いますが。
2024年12月07日
東叡(TOEI)ランドナー改造 の話
秋のシクロジャンブルに行ってきました。
特に何を買うでもなく、ビンテージなパーツを見て歩いていたのですが、パーツが半分くらい外してあるランドナーが目に留まりました。フォークの曲線カーブ、ラグ周りの溶接、・・・東叡ランドナーでした。サイズ感、ついているパーツ、輪行用の加工、・・・
購入することにしました。いろいろと改造が必要です。
東叡ランドナーのカーブですね。
ダウンチューブの”TOEI”マーク。
輪行時に使うシートステー直付けのチェーンフック。使われた形跡がありません。
ピッタリと収まったシートピンが気持ち良い。
ん?マッドガードを固定するネジのワッシャーが錆びているではないか、と思ったら”革ワッシャー"でした。
マッドガードは分割式。
分割した状態。後輪を外して、ネジを緩めて分割します。
フレームの素材はTANGEのクロモリ。
ステム、シートピラーは日東。ピカールで磨けば本来の輝きに戻ると思います。
キャリアー直付けのライトがありましたが、”豆電球”式だったので、さすがにLEDに交換予定。
東叡か、京都のグランボアに相談するか、と検討していると、
大阪のイトーサイクルには直付け用LEDライトが各種揃っていました。ランドナー用の細かい部品が多数揃っていて、店主にいろいろ質問すると、即答してもらえるので大変助かります。
クランクシャフトはTANGEのチタン中空シャフト、シールドベアリング、軽合金のBB、驚くほど軽くてよく回る。
細めのマッドガードは本所製、このラインが美しい。
お蔵入りしていたカンパヌーボレコードを付けた。
実用性を考えて、マイナスドライバのネジはアーレンキーに変更。
RDのキャパシティが23Tらしいので、ヒルクライム(昔はパスハンティングと言っていた)用のギア構成にできませんが、お気に入りパーツ優先で組んでいるので、「これでよいのです」と納得してます。
こちらもしばらくの間お蔵入りしていたBROOKS SWIFTを付けた。
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まだ完成していませんが、以下のとおり検討中です。
輪行前提なので、工夫が必要。
チェンリング)
TA シクロツーリスト 48×36
クランク)
サンエクシード170mm
ペダル)
三ケ島 SYLVAN STREAM NEXT Ezy Superior 輪行用
チェン)
Shimano 6-8Speed
ライト)
LED キャリア直付け
ブレーキ)
MAFAC カンチ
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東叡フレームはやはりいいなぁ。細かいところまで配慮されている。
MAFACカンチブレーキは、昔はよく効くブレーキとしてランドナーの主流でした。とにかく付けてみよう。
2024年09月30日
淀川水系 名水百選 伏見・大山崎
よく走る淀川コースですが、名水百選が近くにあるとのこと、今日は寄り道することにしました。

京都伏見 御香宮境内の「御香水」(ごこうすい)と、大阪大山崎 水無瀬神宮の「離宮の水」です。
今日は北風3~4m/sなので、京都出町柳発です。
まずは、京都伏見の「御香水」です。御香宮本殿脇にあります。
こちらは水汲み用の井戸です。ややぬるめだと思いましたが、まろやかな感じがします。伏見の酒の水源です。京都盆地は市街地ですが、実は地下水が豊富なのだそうです。
この写真が「御香水」としてよく紹介されていますが、ろ過していないので飲用不適だそうです。

ここは大阪府の大山崎付近にある「離宮の水」です。水無瀬神宮の手水舎の脇に地下水の蛇口があります。水汲みの人が列を作っていて途切れることがありませんでした。
こちらの地下水は冷たく、キリッとした感じがします。サントリー大山崎蒸留所と同じ水系ではないかと思います。背後には天王山の山体があって淀川方向に地下水が流れています。
ここは淀川大堰の右岸側です。先日ここで死亡事故がありました。
通常時はこの手前側の堰が少し下がっていて、河川水が堰の天端を舐めるように流れ下っています。写真にあるように小さな突起があるので、ボートが引っかかる可能性があります。その場合は流れ下る水流に圧迫されて身動きが取れなくなることもあります。また堰の下流側は乱流になっているのでボートを制御できない状況になる場合もあります。よく調べずに川下りをしていたようです。川や海では人工物が最も危険だと思います。
この夏は尋常ではない暑さでした。9月の終わりになって、やっと外出できるような気温になりました。この先どうなるのでしょうか。
2024年07月07日
電動キックボードLuup に乗ってみた
近頃街中で見かけるようになった電動キックボード、LUUP。
少し乗ってみた。
右手の黒い突起がアクセル
左手の△印がウインカー、その下がホーン
真ん中にスピードメータとスマホホルダ
両手のレバーがブレーキ
停止状態でアクセルを押し下げて、片足をボードに乗せて、片足で2回地面を蹴ってスタート。
初めて走り出すときは、多少ふらつきますが、慣れてくるといい感じで走れます。
車が少ない広い道路に出ると、20km/hのスピード制限がややもどかしい。
料金に注意が必要。
1時間で約1000円、この日は気が付くと2時間出たので約2000円。
後で調べたら、3時間で980円というサービスがありました。
ボードに乗るのであくまで立ったまま。移動は楽だけど、座れないので意外としんどい感じ。
基本的には車道走行なので、交通量が多い幹線道路や路肩駐車が多い道路では、ある意味勇気が必要。
自転車で駐車車両をかわすときには、自動車の流れを意識して思いっきり加速しますが、Luupではトコトコ20km/hで走ることになるので、自動車から見たら危なっかしい乗り物になると思います。
スタート、返却、ロックすべてがスマホ。ほんとに鍵掛かってんの?と心配になります。
電車を降りて駅でスタート、目的地近くで返却、帰りはその逆の使い方、だと、あまり料金もかからず便利だと思いました。借りっぱなしだと料金が大変。
まだ各地の都心部にしかありませんが、便利なので広く普及してほしいものです。
2024年06月09日
ボトムブラケット(BB)からのカチカチ音対策
ボトムブラケット(BB)からカチカチ音がするようになりました。
出発時点ではなんの音もしないのですが、しばらくして少し負荷がかかるような坂道になると、写真のとおりのクランク位置になるとカチッと音が鳴ります。一周して同じ位置になるとまたカチッと鳴ります。
状況によっては、カチッカチッ...カチッカチッ...と複数個所で鳴るときもあります。
小さな音ですが、何らかの故障・整備不良があるかもしれない思うと気になってしかたありません。
考えられるのは、ペダル、クランクのネジの緩み、BBの緩みだったので、増し締めをしてみました。
がしかし、同じ音が出ます。
ネットでググってみると、BBへグリスをべったり塗ると改善される、とありました。
再度BBを分解してシマノのグリスを盛り盛りに塗って締め付け。
すると、まったく音がしなくなりました。
シマノの取説にもグリスを塗布して締め付ける、とあります。
ここでちょっと考えた...
クランクが特定の位置に来て、ある程度の力を加えているときにカチッと音が鳴ると言うことは、
①BBとフレームは、ネジの締め付けによる摩擦力で固定されている
②クランクが特定の位置へきて特定の力が加わると、固定されているネジが滑ってネジ部分が振動し
③カチッと音が出る
④力が無くなるとネジは元の位置に戻る
①~④を繰り返すことにより、不快なカチッカチッ音が出る。
グリスをたっぷり塗ると、
⑤ネジが滑るときになめらかに滑るため、ネジ部分は振動せず、
⑥音が出ない
⑦力が無くなるとネジは元の位置に戻る
つまり音はしないが、ネジはなめらかに滑っている。
音はしなくなったけれど、はたしてこれでよいのでしょうか。
固定されるべきネジが滑らかに滑り続けている?
これって、ネジ部分が摩擦で削られ続けているのでは?
「ネジロック」というネジ固定剤があるけれど、こちらで固定する必要があるのではないか。
何が最適なのか分かりませんが、とりあえずシマノの取説のとおりグリスアップで対応しました...と言う話でした。
ここまで書いて思い出した。
昔はコッターピンでクランクを固定する方式があった。シャフトには水平な切れ込みがあって、クランクにはシャフトに接する部分に穴が空いていて、そこにコッターピンを差し込んでトンカチでピンを打ち込み、シャフトの水平面に固定する。
このコッターピンが曲者で、少し柔らかいもんだから、乗り続けていると少しずつ変形してくる。特定の位置にクランクが来ると、カタンと音がする。同じ場所にクランクが来るとまたカタンと音がする。イライラすることこの上なし。
も少しなんとかならんのかと思っていたら、コッタレスクランクが主流になった。