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2020年08月30日

DAHON Speed 壊れる 

20年近く乗り回していたDAHON Speed P8でしたが、とうとう修理不能な程度に壊れてしまいました。
1.ハンドルポストヒンジ
DAHON Speed 壊れる 
ハンドルポストヒンジそのものは問題ないのですが、ハンドルポストを固定するための部品が割れています。プラスチック部品は10数年経過するとどうしても劣化・分解してしまうので、仕方ないですね。バネもサビサビです。
走行しているとハンドルがグラグラ揺れるので不安でした。

2.フレームヒンジとフレームラッチ
DAHON Speed 壊れる 
フレームのダウンチューブを折りたたむ構造の自転車では最も重要な部分になります。
DAHON Speed 壊れる 
最初の故障は、ヒンジラッチボルトを受ける、この金具の断裂でした。引越し業者に折りたたんだ状態での運搬をお願いしたのがいけませんでした。折りたたんだ状態では、どうしてもこうした弱点に負荷がかかるようです。
写真左が最新の金具、右側が壊れた部品です。円筒形の金具にヒンジラッチボルト用の穴を開けているため、ここが断裂しました。こうなるとフレームが固定できません。人間で言うと背骨・腰骨の損傷だと思います。

DAHON Speed 壊れる 
フレームヒンジ(蝶番)そのものは問題ありませんが、細かい部品が壊れます。
この写真はラッチのハンドルです。フレームと接続する穴が割れてしまい、どこかへ飛んでしまいました。今まで聞いたことのない異音がしていたので、自転車をゆすったりして異音箇所を探しましたが見つかりませんでした。

DAHONの折りたたみ自転車の多くは、ダウンチューブのフレームヒンジで折りたたむ構造ですが、ここの固定が最大の課題になります。他社も同様の構造なので、同じような課題を抱えていると思います。
交差点の赤信号でブレーキをかけると、フレームヒンジに少し「遊び」があるため、下方向に折れようとする負荷がかかります。走行中は「遊び」分がグラグラしています。多少グラグラしても走行できるのならば問題なし、としていましたが、とうとう壊れてしまいました。
この金具の小さな穴に負担がかかっていたのでしょう。

交換部品を探して修理して乗り続けようとも持ったのですが、折りたたみ自転車の重要部品が次々に壊れるので限界かなと思い、リタイヤしてもらうことにしました。

輪行であちこちに行きましたが、改めてフレームを見ると随分と痛んでいます。


3.後継者DAHON Dash P8

DAHON Speed 壊れる 
ダウンチューブ1箇所のフレームヒンジ構造は、ヒンジの「遊び」に伴うグラつきと、小さな部品への負荷で不安一杯になるため、Lock Jaw方式のDash P8を購入しました。6mmアーレンキーでトップチューブとダウンチューブのヒンジを締め付けるため、剛性が高いだろうと思われました。締め付け構造も単純明快。

DAHON Speed 壊れる 
DAHON Speed 壊れる 
DAHON Speed 壊れる 
期待していたロックジョウヒンジ部分を見てみました。なんと1本/チューブ(6mmアーレンキー)と思っていたボルトは5本/チューブ(2~6mmアーレンキー)もあって、外観からは構造が全く理解できません。取説を読むと、メンテナンス方法もすぐには理解できません。ダウンチューブのフレームヒンジ方式の方が構造が理解しやすい。ただしヒンジによる「遊び」がないため、剛性は極めて高くなっています。

まあ、ツーリングはTyrell FX、普段使いはDAHON Dash P8 ということで行こうと思います。

追伸)
最高温度37℃の公園の東屋で撮影していると、木陰の石畳で涼んでいた鳩の一団がこっちを見てました。




Posted by 風来坊01 at 18:12│Comments(0)故障
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