2020年06月29日
革サドル
少し重たいのですが、BROOKS SWIFT を買いました。形が良く、サドルバックのベルト用の金具があります。使い始めは固いのですが、使い込むと手放せなくなるほど自分の骨盤に馴染んできます。
以前使っていた革サドルの感想です。
・使い始め:短距離の走行でも尻が痛くなり、とても耐えられませんでした。オイルを塗り、ドライヤーで馴染ませる、これを繰り返していました。
・しばらく経って:革サドルに座ると、尻の特定の位置(骨盤が革サドルに接触する位置)がいつものとおり痛くなる。やっぱりダメじゃん、プラスチックサドルと何らかわらない。こんなの買うんじゃなかった、と後悔しきり。
・我慢して乗り続ける:尻の痛みは仕方ないと覚悟して乗り続けていました。そのうち徐々に尻の痛みが気にならなくなりました。改善されていくのを感じるのではなく、尻の痛みを忘れていく、という感じですね。
・その後:プラスチックサドルと革サドルを乗り比べる機会があったとき、あっと驚くことになりました。革サドルの骨盤があたる箇所が自分の骨盤の形状に適度に馴染んで、痛みが大幅に改善されていました。ここまでくると、もはや手放せない自転車部品になります。
相当古い話ですが、1964年の東京オリンピックの時、ヨーロッパのロードレースの選手達は、ロードレーサーを自国から持ち込み、帰国するときには、革サドルだけを持ち帰ったそうです。自分に馴染んだ革サドルが手放せなかったそうです。
革サドルの注意点)
・雨は大敵、濡らさないようにしなければなりません。ツーリングに行くときはレインカバー携帯は必須です。雨に濡らしたことがありますが、カピカピのヨレヨレになって相当のショックを受けました。乾かして、オイルを補給し、ベルトで整形して元の形に近い状況に戻しました。大変世話のかかる自転車部品です。
・オイルの塗りすぎに注意が必要です。使い始め、なかなかな柔らかくならないので何度も塗りたくなりますが、間隔を開けてしばらく様子を見る必要があります。
Posted by 風来坊01 at 21:07
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