2020年06月29日
自転車旅 帯広カニの家
北海道を自転車でうろうろしていた頃、秋鮭が食べたくなって帯広に寄った。適当な幕営地がなくて、帯広駅の軒下で寝ることにした。シートを敷いてシュラフに入って寝ようとしたところ、学生風の二人に声を掛けられた。無料の宿泊所があるから、そちらに来ないかと言う。私と同じ旅行者の雰囲気だったので付いて行った。そこが帯広カニの家だった。
空き地に大型テントが2張りあって、床は古い畳張りで意外と快適そうな雰囲気があった。バイク、自転車が何台か停めてあり、中には10数人の若い男女が思い思いに過ごしている。自然とその中に溶け込んで行けた。いわゆるカニ族の無料宿泊所だった。
長老を紹介された。夏休みになるとここに来て、秋までをここで過ごすらしい。長髪で、昔で言うヒッピー風の服装の大学8年生だった。みんな長老のことを「わかめさん」と呼んでいた。何をするでもなく、寝て起きて飯を食って、たまに議論している。食材が安い店があったと聞いたらみんなで買いに行き、面白い映画がやっていると聞いたらみんなで見に行った。
気が付いたら1週間をここで過ごしていた。出てゆく必要がないので、ほとんどの人が長期滞在のようだ。出発するには決意が必要だった。明日こそは旭川に向けて出発しよう。
いまでは大型テントではなく、ログハウス風のカニの家があるらしい。写真をみるととても快適そうだった。
空き地に大型テントが2張りあって、床は古い畳張りで意外と快適そうな雰囲気があった。バイク、自転車が何台か停めてあり、中には10数人の若い男女が思い思いに過ごしている。自然とその中に溶け込んで行けた。いわゆるカニ族の無料宿泊所だった。
長老を紹介された。夏休みになるとここに来て、秋までをここで過ごすらしい。長髪で、昔で言うヒッピー風の服装の大学8年生だった。みんな長老のことを「わかめさん」と呼んでいた。何をするでもなく、寝て起きて飯を食って、たまに議論している。食材が安い店があったと聞いたらみんなで買いに行き、面白い映画がやっていると聞いたらみんなで見に行った。
気が付いたら1週間をここで過ごしていた。出てゆく必要がないので、ほとんどの人が長期滞在のようだ。出発するには決意が必要だった。明日こそは旭川に向けて出発しよう。
いまでは大型テントではなく、ログハウス風のカニの家があるらしい。写真をみるととても快適そうだった。
Posted by 風来坊01 at 21:13
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