2023年05月07日
室津漁港 はりまシーサイドロード ツーリング
兵庫県網干(あぼし)駅から播州赤穂駅へ至る「はりまシーサイドロード」へ行ってきました。

「高低差の小さい海岸線コース」との紹介があったのですが、獲得標高が約500mもある、それなりに走りがいのあるコースでした。
自然海岸が始まる岩見漁港、波穏やかです。
「道の駅みつ」の展望施設から見る播磨灘、沖に見えるは家島諸島。連休なのでここは人で一杯。
かつては瀬戸内海交通の要衝だった「室津」漁港です。現在は牡蠣養殖が盛んです。漁船にはクレーンが設置されていて、採苗連や垂下連(牡蠣を吊るしている長いロープ)を上げ下げしているそうです。
三方が山で囲まれてる港の海岸線に沿って家並みと路地が配置されています。静かな水面と湾曲した地形に沿って係留されている漁船群、家並みとその背景の山並みがとても絵になる風景です。兵庫県の景観形成地区に指定されており、建築物の建設にはルールが定められています。
室津の景観は多くの文化人・芸術家に愛され、播磨の名所として絵画に描かれています。有名なのは竹久夢二の「室の津」でしょうか。
牡蠣の直売所・食堂が漁港の作業場に併設されていますが、観光客はそれほど多くはありません。
室津民俗館として公開されている豪商「魚屋」の町屋一階から見た裏庭です。新緑がまぶしい。
室津海駅館として公開されている廻船問屋「嶋屋」の町屋二階から見た室津漁港です。昔の人々はここから寄港した北前船を見ていたのでしょう。
室津漁港の南側の丘の上にある賀茂神社、唐門と東西の回廊。拝殿はなんと背後にあり、播磨灘の方を向いています。神紋は二葉葵。
かつてここを訪れたシーボルトは、この播磨灘と島並の風景を絶賛したそうです。
賀茂神社の「自転車守」。
賀茂神社の大漁旗。そういえば、室津漁港の漁船にはこの賀茂神社の大漁旗と金刀比羅宮の大漁旗が揚げられていました。
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「はりまシーサイドロード」のツーリングの記事のはずだったのですが、ほぼ室津漁港の記事になりました。
室津漁港には何日か滞在したい港でした。観光客がほとんどおらず、ゆっくりと散策できそうです。
坂本龍馬で超有名な「鞆の浦」にも行きましたが、旅館・ホテルは最低でも一泊数万円、街中は観光客で一杯、狭い路地は車で一杯でした。
Posted by 風来坊01 at 12:39
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