2022年09月25日
すずさん家の 広島 呉・江田島 ツーリング
映画「この世界の片隅に」のすずさんが暮らした広島県・呉市に行ってきました。
呉駅の駅前には大きなスクリュー、旧海軍の軍港・現海上自衛隊の各種施設の街です。
呉市街地は、東から休山(やすみやま)、灰ケ峰、鉢巻山の三方を山に囲まれています。
まず目指したのが灰ケ峰(標高737m)の山頂。写真の中央が灰ケ峰。
県道をしばらく上って神山峠到着、今日は楽勝だなと思っていたけど、これからがきつかった。神山峠までは道路構造令に基づいた設計だったのでしょう、一定の道路勾配となるように配慮されていましたが、神山峠以降はカーブ部分がとてもきつくなっており、厳しい登りでした。
登りの途中から見えた呉市街地の眺望景観。中心市街地と山々の裾野に広がる住宅地がすり鉢状に広がっています。港には海上自衛隊の施設、鉄鋼所、クレーン等が見え、その向こうに江田島他の島影が連なります。
山と川と海と街が適度な大きさでそろっていて、住みやすそうなところだと思えました。
展望所下の道路脇からの眺望景観です。よい眺めです。
すずさん家に寄りました。灰ケ峰の麓の傾斜地にあります。ここからは海や海辺の市街地は眺望できません。
灰ケ峰の山頂からは麓の住宅地は、なだらかな坂道の街のように見えましたが、とんでもない急傾斜地でした。尖った尾根と深い谷が幾重にも連続している地形です。ハザードマップ呉中央地区で調べてみると、すずさん家は「急傾斜地警戒区域」に入っており、背後は「急傾斜地特別警戒区域」でした。
海上自衛隊呉史料館前の潜水艦、道路に隣接して設置されています。イ号やUボートなどの細身の潜水艦と違って、現代の潜水艦はデブデブなんですね、不細工。
戦艦大和1/10スケール。
零式艦上戦闘機六二型。琵琶湖に不時着したものを昭和53年に引き上げたそうです。進駐軍に接収されずに済みました。
潜水艦桟橋に係留されている潜水艦2隻。呉には潜水艦教育訓練隊があります。きっとスパイがうろうろしているんだろうなと思います。
平清盛が開削したと伝わる音戸の瀬戸の海峡。相当な土工量だったはずですが、本当に平安時代に開削したのでしょうか。
早瀬瀬戸。民家の瓦はいぶし瓦でしょうか。いぶし銀に輝いていました。
今夜の宿は江田島のホテル「ご安航」。変わった名前ですが、国際信号旗で「ご安航を祈る。I wish you a pleasant voyage.」から来ている名称です。
翌日は江田島の切串からフェリーで広島に渡り、宮島の厳島神社、岩国の錦帯橋を見て、新岩国駅から新幹線輪行で帰阪する予定でしたが、厳島神社手前まで行くと、ものすごい数の観光客の人波に圧倒されて、参拝せずに戻りました。沖の鳥居も、足場の中で見えないし・・・
その他)
・新幹線車内では、ビールとレモン酎ハイを飲んだので、だれも隣席に座りません。
・後輪が最近パンクするようになりました。ホテルでパンク箇所をよく見ると、チューブ内側にはニップル穴が当たる箇所すべてに楕円形の跡が付いており、その楕円形に沿って3mm程度切れていました。DAHON Speed と同じ現象です。初期状態のままにしておいたリムテープが少しずれた箇所があって、リム穴ギリギリの箇所もあります。ここの段差で切れたのかもしれません。また荷物が多すぎるのか、空気圧(700kPa)が高すぎるのか。とりあえず新しいリムテープを買って工夫してみるしかありません。
・広島市の河川護岸には雁木(階段状の船着き場)が整備されていて、親水性が高くなっています。映画「この世界の片隅に」で描かれていたように、舟運が盛んだった名残りなのでしょうか。雁木には黒鯛らしき魚影が見えました。うらやましい。
Posted by 風来坊01 at 13:00
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