2023年06月09日
鰻釣りの餌 ドバミミズ【閲覧注意・大量のミミズ画像】
令和5年6月2日の大雨は大変でした。
台風2号が本州上の梅雨前線に湿った空気を送り続け、関西地方には線状降水帯が発生し、大雨が続きました。大和川は奈良盆地の降水を集めて増水し、ネック地点となっている王寺町付近では堤防天端を超える氾濫水位になっていました。
写真のように高水敷は水没し、遊歩道・テニスコートは見えなくなっていました。
翌日この辺りをうろついていると、水位はだいぶ下がり高水敷は露出していました。土手にしみ込んだ雨水が少しづつしみ出して遊歩道上に透明な流れを作っていました。あるところまで来ると、遊歩道上にドバミミズが数匹這い出していました。
鰻釣りの餌になるドバミミズを釣具屋購入すると数匹で500円くらいします。現場調達が基本だろうと考えてしまう私は、あっちの畑、こっちの公園の落葉の下、向こうの山際の水路脇等いろいろ探しました。がしかし見つかりません。ひょっとしたら大阪の市街地及びその周辺にはドバミミズは居ないのではないかと考えるようになっていました。
しかしなんと、河川敷のとある所にはドバミミズが大量に生息しているのでした。
遊歩道の脇には、この写真のように植生がマット状に剥がれており遊歩道脇に溜まっています。この植生マットをひっくり返すと......
居るは居るは、
ドバミミズが塊になって植生マットの下に固まっています。きっと大雨の後の緊急避難状況なんだろうと思います。
この植生マットだけではありません。あっちにも、こっちにも、そっちにも植生マットがあって、ひっくり返すとドバミミズだらけでした。
釣餌用にドバミミズを採集しているおじいさんは、ビニール袋一杯に詰め込んだミミズを見て、「もぉええは、これくらいにしとくわ」と言って帰っていきました。
確かに大雨が降った翌日の遊歩道にはミミズがたくさん見られます。土壌中の空隙が水でいっぱいになると、息苦しくなったミミズが開放空間に脱出するようでした。
居るんだ、河川敷にはドバミミズがたくさんいるんだ。知っている釣人は知っていたのでした。
Posted by 風来坊01 at 14:48
│釣り